ゲイリー助川エッセイ集

気まぐれにエッセイを書き綴ります♪

大日本プロレスも驚く大技

 前回の続き。2つ目は肛門科あるあるの話だ。

 肛門科を受診する方のほとんどは痔で悩まされた方々が多いが、中には到底考えられないようなことが起こったりするみたいだ。お尻を洗浄してくれる「ウォシュレット」。実はこれが原因で病院に駆け込む方もいるらしい。

「ウォシュレット」は実は「TOTO」の商標登録名で、各メーカーによって呼び名が違う。INAXは「シャワートイレ」東芝は「クリーンウォッシュ」パナソニックは「ビューティー・トワレ」。正式名称は「温水洗浄便座」でこの使いすぎで病院に駆け込んでしまうことがある。

肛門には周辺に皮膚常在菌があってウォシュレットを使いすぎるとこれが洗い流され、肌が荒れ、かぶれや湿疹を引き起こす。通常は10秒まででいいそうだが、これを何十分もお尻に当ててしまう人もいるそうで、ブヨンブヨンにただれた肛門で受診に来る人がいるようである。ウォシュレットは通常は肛門に直接当てるのはNGで、周辺を洗い流すことが目的とのこと。注意して使いたいものだ。

 ところで体の「出口」として存在する肛門であるが、時としてこれが「入口」となってしまったために病院に駆け込む人もいる。

 これはテレビで語っていたことだが、ある日、ホウキが刺さったまま病院に駆け込んだ方がいたらしい。病院まではパートナーの運転で来たそうだが、肛門に刺さったまま抜けなくなったとのことで、これは画鋲デスマッチや蛍光灯デスマッチなどハードコアプロレスを標榜する大日本プロレスですらお目にかかれない大技である。ただ、考えられるにホウキ以外でもこういったことは多々あったりするんだろう。肛門科に勤務する方々の裏話もたくさん聞いてみたいもんだ。

いずれにしても肛門は非常にデリケートな部分なので大切に扱う必要がある。くれぐれも「入口」として使わないように気をつけたほうがいいと思う。